下関市立大学の出張講義【3年医療看護系コース】
2025年7月22日 16時55分7月17日(木)、下関市立大学の出張講義を受講しました。
「看護の役割~環境調整を中心に~」というテーマで、看護学部で実際に授業をされている先生から教えていただきました。
ナイチンゲールが環境の重要性を説いていた話や実際の環境調整の話など、もりだくさんに興味深い講義をしていただきました。特に印象深かったのは、患者さんの捉え方です。日本語では「私は癌です。」と言いますが、英語では「I have cancer.」と言うそうです。つまり、私のすべてが癌であるという意味ではなく、癌である一面も持っているということです。
生活習慣や役割、価値観を持ち、人生を歩む一人の人間として、「患者」の側面だけを見るのではなく、その人らしさを理解し、その人にあった環境、その人の希望する環境づくりをしていくということです。
患者さんは療養が第一で我慢しなければならないことも多いかと思います。しかし、安心、安全はもちろん、その人が自分らしさを表現できる環境づくりをできる限り工夫するという考え方に、看護という仕事のすばらしさを感じました。
難しい理論はわかるだろうかと不安でしたが、やはり看護師を志すクラス生徒なので、「とてもわかりやすかった」「興味がある話で面白かった」「志望理由の参考にしたい」といった感想が出ました。
下関大学は、看護学部が昨年度新設され、新しい設備の中で1期生がやる気一杯で勉強されているとのことです。進路選択中の3年生たちなので、将来の夢に向かって受験勉強をもっと頑張ろうという気持ちが高まりました!
ありがとうございました。